弊社では、全4回にわたりテキストデータの分析事例として、「WEB授業に対する評価」の分析を行ってまいります。
コラムへの掲載予定は、次のようになっています。
第2回:「WEB授業の良い点」
第3回:「WEB授業の不満点」
第4回:「テキストデータの重要性について」
皆様の参考となりますようなコラムを予定しておりますので、ご覧いただければ幸いです。
「新入生アンケートで学生のインサイトを探ろう!」
2022/4/15(金曜日)
(※クリックすると拡大します) |
新年度を迎え、大変お忙しい時期かと存じます。
弊社では、調査担当者の皆さまのお役に立てるようなコラムを投稿していきたいと思っております。
第1回は、「新入生アンケートで学生のインサイトを探ろう!」です。
①情報環境の変化
昨今のインターネットの個人利用率は約8割となり、
年代別にみると13歳~59歳では9割を超えています(参考:総務省「通信利用動向調査」)。
このような情報環境の変化に伴い、受験生の大学の情報収集活動も大きく変わりました。
以前は、大学のパンフレットやオープンキャンパス、塾での情報収集など、情報を得られるツールは限られていましたが、
今やホームページやSNSなどを用いて、手軽に、かつ多くの情報を能動的に収集できるようになりました。
②メッセージの重要性
このように、情報が手軽にかつ多方面から収集されるようになると、学生の共感が得られ、
また受験生の背中を一押しできるメッセージが重要となってきます。
受験生が情報を比較し、選定する際に一押しとなるメッセージは何でしょうか?
どのようなキーワードや先輩の声に自分の将来の夢を重ねるのでしょうか?
多くの情報が得られる今だからこそ、メッセージの重要性が高まってきていると考えています。
③新入生の声を聞き、インサイトを探る
メッセージの開発には、新入生の声をしっかりと聞いていくことが第一歩となります。
大学や学科に対して、“どのような点に魅力を感じて入学したのか?”、“どのような夢や期待を持っているのか?”、
“身に付けたいことは?”等々、新入生のインサイトを探ることで、メッセージの見直しやメッセージ開発へとつながります。
④インサイトの探り方
新入生のインサイトを探るには、質問方法やワーディング、回答方法、さらに声の分析(テキストマイニング)も重要となります。
学生の声を “意見・要望”として聞くだけでは、総花的で聞きたい声が聞けず、せっかくの学生の貴重な声を活かすことが出来ません。
得られた声をどのように活かしていくのか、
新入生アンケートの位置付けやその活用方法を明確にして、質問項目を見直すことで、より良い調査となっていくと考えています。
まずは、新入生の声を聞いてみませんか?
大学や学科の魅力、受験動機はどのような言葉で語られるのでしょうか。